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カカシは何も言わずイルカを抱きしめた
「カカシ先生?」
耳の直ぐ横で心地良い声が響く
するすると頬を伝う涙をそのままに、イルカが折れてしまうのではと思う程抱きしめる
(貴方はオレが還る場所…オレが命を掛ても守る人…)
イルカはカカシの涙に気が付いて居るのかいないのか、静かにカカシの背中に腕を回した…
結局、カカシに強請られ風呂でスッキリした筈の身体は又ベトベトになり、自分か綺麗にしてあげますと、断ってもガンとして譲らないカカシに風呂場でまたしてもイタシテしまったイルカは本当に死んでしまうと思ってしまった
任務の時はスタミナ切れを起こすカカシだがベットの中ではそんなものは微塵にも感じさせず只一向にイルカを求める
結局、起き上がる力すら入らないイルカは二日もアカデミーを休む事になり、カカシが甲斐甲斐しく世話をしてはイルカの姿に欲情して
「ちょっとだけ…ね…」
又々イルカが起き上がれない原因を作るのだった
流石に3日も休む訳にいかないイルカは何とかカカシを説き伏せ二日の夜は添い寝(イルカにとっては蛇に巻き付かれる悪夢を見たが…)で許してもらった
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