第1話 暗殺者無音は考える

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命蓮寺の縁側でお菓子を食べながら談笑している椎とぬえ。その姿は友達同士にも、恋人同士にも見てる。 まぁ実際は友達同士なのだが。 「ふむ……全く関係ない話なんだが、いいかな?」 「何ですか?」 「あの二人と先程別れた二人、この四人が未来の幻想郷を担っていくと思うんだ。」 「まぁ……確かに強い力を持ってますからねぇ、遠い未来では大きな勢力を作りそうですね。」 「つまり、この観察行為を書面にまとめたら売れそうな気がするんだ。」 「『大妖怪の過去』とかそんな感じでですか?そういえば椎君はどういう流れで命蓮寺の方々と知り合ったんでしょうか?」 「あぁ、それには色々あったんだ。」 【回想】 「はぁ、退屈だな……ん?何か雲の切れ間に船みたいのが……これはまさか、噂の未確認飛行物体!?つまりアレには宇宙人が乗ってて……よし、捕獲しよう。挨拶は指先くっつければいいんだよな?」
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