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「その後ギリギリで椎が勝って、そのまま意気投合したらしいよ。あの異変は聖白蓮の封印を解く為で、ぬえは面白そうだから邪魔してたそうだ。その後聖白蓮がどういう人物か知ったぬえは謝罪に行ったらしい、椎と一緒に。」
「そうなんですか?」
「お互いの事を知ってるから、らしいよ。結局そのまま命蓮寺の方々とも仲良くなったみたいだけど。」
今明かされた意外な関係だった。その間に椎とぬえの周りに一人増えていた。
この命蓮寺に住まう僧侶、聖白蓮である。見たところ椎と仲良く話している。
「ふむ……彼女もヒロインに入れるべきかもしれないね。」
「何でですか!?」
「私のフラグチェッカーにピピンと来たんだよ。大丈夫、きっといいシナリオが作れるはずだよ、作者が。」
「もうツッコミませんよ?」
やがて椎とぬえは再び何処かに移動しようとしていた。隙間を開き、その中へと消えていく。
「これでは尾行は不可能だね。仕方ない、別件を済ませるとしよう。」
「まだ何かするんですか!?」
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