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次に二人が訪れたのは彼岸だった。珍しい客に若干驚く小野塚小町と……
「……何の用だ。」
凄く不機嫌そうな十条美琴がいた。椎の母親でもある彼女は表面上無音を嫌っているのだが、内心は無音とラブラブしたいといつも…………
「嘘のナレーション入れるな!!」
「はっはっは、そう怒る事は無いよ。私に甘えたいというのならこの胸を……」
「死にたいようだな?」
無音の首に大鎌を突きつけた。しかし無音は気にせず話を続ける。
「実は今日は君に頼みがあるんだ。」
「何だ、魂を消滅させたくなったか?なら喜んで消してやろう。」
「君が望むなら吝かでも無いが、違うよ。今日は君に歌ってほしいんだ。」
「……いきなり何を言い出すんだお前は?幽霊も時間が経てばボケるのか?」
「いやいや、そうでは無いよ。」
無音は美琴にゲームを作っている事を告げた。その中でオープニングムービーを作ろうとしているようだ。その曲を美琴に頼みに来たのだ。
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