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【ここから美琴の妄想です】
「お母さんお歌上手~♪」
「そ、そうか?」
「お母さん、もっと歌って♪」
「ふ、ふふふ……椎は甘えん坊だな♪」
「うん、甘えん坊だよ~♪お母さん大好きだもん♪」
【以上、妄想でした。妄想なので椎が幼くなってます。】
「えへ、えへへ……」
「ちょ、ちょいと美琴、顔が崩れてる崩れてるよ!?」
「……はっ!?あ、あれ?私は椎と一緒にお風呂に入っていたんじゃ……」
「そりゃ妄想だよ……」
妄想の世界から戻ってきた美琴は軽く咳払いして無音と向き合う。
「……正直不本意だが、椎が喜ぶというのなら協力しよう。だが、私なんかが歌っていいのか?」
「勿論だとも。それに、私は君の歌声が大好きだからね♪」
「…………っ、も、物好きな奴!!」
そっぽを向いて吐き捨てる。だがその顔は真っ赤だった。
空気だった妖夢は思った。私のセリフはいつなんだろうと……
「そうだ、せっかくだし今、聞かせてくれないかな?」
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