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それにしても鮮明に見えた白っぽいなにか……。 わたしは近くになにか、あるいは誰かがいる気がしてならなかった。 こわいのか──それとも単に興味をそそられただけなのか──なんだか曖昧な気持ちと微かな好奇心が、わたしの足を砂浜の先へと進めていた。 なぜだろう……。 性的に興奮していたのをはっきりと憶えている。
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