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この男、人間とはあまり喋らないが、妖かし相手になると、饒舌になる。
かくして、この一件は解決したようだ。
「もういいぞ。」
「はい」
「え、早っ」
綾音が言う。
現実世界では、一分もたってはないようだ。
「自分を強く持つことだ。そうすれば、この先こんな経験はしなくなる。」
「はい!」
「どういう事ですか!?」
知らないのは綾音だけである。
「二人だけの秘密」
「えぇっちょっと~」
ともかく事件は解決。
人間の感情とは怖いものだ。
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