1:星に愛された男

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この男、人間とはあまり喋らないが、妖かし相手になると、饒舌になる。 かくして、この一件は解決したようだ。 「もういいぞ。」 「はい」 「え、早っ」 綾音が言う。 現実世界では、一分もたってはないようだ。 「自分を強く持つことだ。そうすれば、この先こんな経験はしなくなる。」 「はい!」 「どういう事ですか!?」 知らないのは綾音だけである。 「二人だけの秘密」 「えぇっちょっと~」 ともかく事件は解決。 人間の感情とは怖いものだ。
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