2:心霊写真

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然はこの世の終わりのような顔をしている。 「……」 今日はテストの最終日である。 前の2日からのストレスがついに変な方向に行っている。 綾音に強引に引っ張られながら、学校には来るようになったが、授業などほとんど聞いていない。 キーンコーンカーンコーン―― 『やっと終わったぁ』 こんな声が教室中に響く中、然は固まっている。 「お疲れ様でしたぁ!ありゃ…」 「……なに?」 明らかにテンションが低い。 「いや、一緒に帰ろうと思って…」 「あぁ、…うん」 いつにもまして無表情だが、なんとか帰路についた。
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