別れ、そして…

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あれから俺たちはずっと一緒に過ごした。あいつが何も知らないお坊ちゃんだったのと、びっくりするくらいのんびりしていたから。「お前は本当に、なんつうか、のんびりしてるよな」 「そうかな?君こそせかせかしすぎだよ(笑)」 「そうじゃなきゃ、生きていけねぇからな」 「君なら大丈夫だと、思うけど?」 なんてふざけあってた。あいつと俺は何もかも違うのに、不思議なくらい気が合った。 すべてが平和だった。
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