別れ、そして…

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がらくたの山、俺たちの隠れ家に戻ると、幼い少女が一人チラシのようなものを持って、俺に近づいてきた。 「トルスト、これ。」 「なんだ、…」 そこには俺の顔と大きな字で、政府重要参考人、と書いてあった。 「この者を見つけた者には謝礼をいたします。見つけたら即…、…何だよこれ」 「トルスト、悪いことした?」 少女は心配そうに俺の顔を覗き込んだ。 「いゃ」 俺はここに捨てられてから、世間と何の関係も持たず生きてきた。その俺が、政府のお尋ね者になるなんておかしい。 これは、クートとなにか関係があるのだろうか?
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