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「言いたくないならいいんだ」俺がそう言うと、少年は
「ありがとう」と言った。
「そういえば、自己紹介がまだだったな。俺の名前はトルストだ。」
「僕はクート。よろしく。」「あぁ、よろしく」
少年は今まで見せなかったとびきりの笑顔で笑った。
「どんな事情があっても、俺は、ここにいる皆。お前の仲間だ、クート。」
「うん。」クートは少し表情を曇らせた。
「どうした?」
「僕は本当は、生きていたらいけないから」
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