運命

5/6
前へ
/24ページ
次へ
「言いたくないならいいんだ」俺がそう言うと、少年は 「ありがとう」と言った。 「そういえば、自己紹介がまだだったな。俺の名前はトルストだ。」 「僕はクート。よろしく。」「あぁ、よろしく」 少年は今まで見せなかったとびきりの笑顔で笑った。 「どんな事情があっても、俺は、ここにいる皆。お前の仲間だ、クート。」 「うん。」クートは少し表情を曇らせた。 「どうした?」 「僕は本当は、生きていたらいけないから」
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加