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家の前で
何か王様がホース覗いてるんだけど。
王ともあろう人が何やってんですか。
「あっ!ヒューマン!
一瞬水出たと思ったら
何か止まっちゃったんだけど
コレどういうこと!?
期待を上げて上げて叩き落とすとか
結構鬼畜だなお前!」
「我が王よ、うるさい」
「ヨルムンガンドも
さっきから毒舌絶好調なんだよ!
俺様さすがに傷付くわ!」
「だから黙れやかましい」
「いっそ泣くぞ!」
「息の根止めてやろうか」
「すいませんでした!」
あなた方のコントも絶好調ですね。
芸人になったら結構売れる気がする。
「あ、そうだ。
ネレイドに手伝ってもらう
ことにしました」
「絶対ヒューマン
オレのこと忘れてたよ……」
ネレイドが意気消沈する。
結構メンタル弱いらしい。
「おお、水属性はありがたいな。
大活躍してもらうぞ」
「任せてくれ。
そのために来たんだ」
「ん、頼もしいな」
ネレイドが一歩進むと
フェニックスが一歩退がる。
「…………」
「…………」
「何で逃げるんすか」
「俺様が火属性で
お前が水属性だからだ」
「属性がオレに不利ってだけで
拒否するんですか!
王のくせに!」
「違う!
下手をすると
お前を蒸発させかねんのだ!」
「負けるのオレだった!」
そりゃそうだろうよ。
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