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「ん…トイレ…」
レイラはこんな夜明けに珍しくトイレに行きたくなって目が覚めた。
「ふぅ、スッキリ…」
用を済ませたレイラは何気なく窓の外に目をやった。
「え…何あれ」
レイラが見たのは遠い空に黒い塊が浮かんでいる光景だった。
「嵐でも来るのかな…」
そう思った次の瞬間。
突然体から何かが抜きとられるような感覚に襲われた。
「なにこれっ、いやっ!お姉ちゃん!お姉ちゃん!」
庇うように自分の体抱きながら姉達のいる部屋へと走った。
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