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そうして連れて行かれた先は部室棟だった
その部室棟の一番奥の部屋に入った
部屋の上に本来は部室名が書かれているがここには書かれてなかった
「ここ君の所属してる部活の部室??」
「違う
ここは今は誰も使ってない部屋
鍵かかってないからよくくるんだ」
なーるほど…
「そっか
そういえば名前も言ってなかったね
2年Ｃ組 藤咲舞よろしく」
「俺は森信也2年Ａ組だよ
あんた部活とか何やってんの??」
「バスケ部だよ
そっちは??」
「サッカー部」
「えー嘘!!
あたしよくサッカー部の試合行くけど見ないよ??」
「見えてないだけだろ
俺は知ってるもん
よく圭介に話聞くし
しかもあんた有名人だし」
「はぁ??有名人??
あぁ変わり者だってやつね」
「なんか悪い噂いっぱい流されてるけど
変わり者だとか
男好きだとか
威張ってるくせになんにもできない使えないやつとか
いいのわけ??」
こいつもか…
勝手なこと言ってぎゃーぎゃー言ってる馬鹿なやつら
「言いたきゃ言わせとけばいい
別になんとも思わないし
噂は噂！
てかあんたはそういう噂を君は信じてるんだ??」
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