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「はぁ~良かった」
その帰り道、拓司は先ほどとは違う顔を見せた。
それは、古城の前だからこその顔でもある。
「良かったですね、社長。ところで、あれから龍巳さんと会っていないそうですね?」
「う、うん…って仕事中に、その話は無しだって!!」
「ふふ、はい!社長」
そんな会話をしながら、会社に到着。
その日の夜、自宅マンションにいると
その龍巳からメールがあった。
『たく、会いたいよ。
たくの桃ちゃんを、可愛がりたくてたまらない』
しかし
「残念ながら、文章じゃ感じないんだよね。
龍にぃ好きだけど、なんで会いたいばっかり言うかな~」
パタンと携帯をたたむと、シャワーを浴びにいく。
その行動が、後で、とんでもない出来事を引き起こすことになる。
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