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「って。早く説明してくれっ!!」
「はいはい」
日傘をくるくるとさせながら神は口を開く
「えっと、神には人の人生の脚本作り。つまりシナリオライターが居るんだけど」
「うん」
嫌な予感しかしねぇ
「それで100年に一回僕の気まぐれでね、王になれる資格をもつ完璧人間を作るんだけど・・・・・・それが君なんだ」
「あー確かに何でも出来たな俺。父さんが独学で学んだ剣術に格闘技にetc・・・・・・」
神は俺をジッと見て
「僕もビックリしたよ。今までイエス、シャカ、ナポレオン、織田信長、曹操etc・・・色んな完璧人間を見てきて。君が一番優秀だよ」
神は悲しそうな目をする。あれか、過去最大の完璧人間だったけど若くして死んだからとか?
「それがね、うちの部下がミスって君を殺しちゃったんだテヘ☆リンコ」
「オ マ エ!!ちょっ、待ったwwミス?ミスなの?ww」
「そうだよ?テヘテヘ☆リンコだよ」
「やめろwwウゼェww神軽すぎだろww」
「大丈夫。その神には減給しといたから」
「まさかの天界給料制かよww」
俺が笑っていると、ふと思う
「なんで神ってショタなの?」
ああ、と神はまた呟くと
「大天使マリアの趣味だよ。確か下界だと・・・びー・・・びー・・・」
「BLですか?」
「そう!!BL!!」
神は手をパンッと叩いて俺を見るが
俺は神から顔を背ける。
いや、さっきからね、神の背後から凄い殺気が見えるんだよ。
すると神はみるみると冷や汗をかき、ギギギとロボットのように後ろを振り向き、
「神様ー・・・・・・やっちゃてくれましたねー・・・」
「あーマリア・・・いやはははは・・・・・・すみませんでしたっ!!」
神はマリアに土下座する。あれはあれだ。
あの状態になると男に最早プライドは無い。
いやね?殺気がね、俺にも向いてるの、はい。
マリア様ガン見。痛いのヤバいの殺気で人を殺せるだろうな絶対。
はい。土下座しました。
プライド?ナニソレオイシイノ?
「ふふふ・・・神様の受けに北斗様の責め・・・ジュル」
「天使ですか?貴女。癒しのマリアですか貴女」
「あら、一応癒しのマリアよ?男性にも興味あるし」
でも腐った女子なんですね
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