心の隙間

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玉木さんの彼女なら、見た目地味な私でも きっと何か中身に魅力でもあると思われたのだろうか…? 期待に応えられなくてごめんね、美咲ちゃん。 ただ彼と私には共通点があるだけ……。 「玉木って福永さんと付き合ってんの!?」 「らしいよw ったくアイツ何考えてんだかw ロリコンなんじゃねぇの!?(笑)」 「っていうかさぁ、あの子ちょっと怖くな…」 バタンっ!!!! 「…おはようございます。」 私はバイト先の事務所のドアを勢いよく力いっぱい開けてやった。 「…お…おはよ。」 事務所にいた店長と塩川さんは気まずそうに、私に作り笑顔を送りながら 塩川さんはそそくさと退室していった…。 店長は動揺しながら話題をすり替えて私に話しかけてきたけど、 多分私は分かりやすいほど不機嫌な顔をしていただろう…。 そう、私はコイツが嫌いだ。
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