後悔の先

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高円寺で仕事を始めたのは2010年の10月で半ば頃、 それから俺は高円寺の街をいろいろみてまわるようになった。 俺は高円寺の良さを他の仕事場でも語るようになって、 高円寺に住みたいとさえ考えるようになってきていた。 そして年末が近づいてきた頃、 俺は仕事が忙しいならも携帯小説を書き続けていて、 だんだんと感想やらメッセージをくれる人が増えてきていた。 そしてそれをきっかけにマイミクになった人も数人いる。 中でも一番気になって自らマイミク申請したのが 俺と同い年の29歳の地方に住むレゲエ好きな女性だった。 家は離れているけど、とにかくプロフィールをみてすぐに 『このコと仲良くしたいっ!!』 と衝動に駆られて真っ先に申請した。 それから、しばらくメッセージのやり取りを続けてると その彼女がちょうど彼氏と別れるタイミングで相談を受けていた。 「なんかさぁ、会った事もないのに 俺の勝手な考えを助言しちゃって良かったのかなぁって思っちゃってさ。」 実は障害者2級というその彼女にメッセージを送った後 俺は真央にその話をしていた。 「私は別にそれでいいと思うよ? フクが思った通りに行動すればいいんじゃん?」
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