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「……う~ん。
なんかたまにどうしたらいいかわかんなくなるなぁ。」
「あんまり踏み込み過ぎない方がいいと思うよ?」
「…ん~。まあねぇ…。」
「私も昔はそうゆう人と関わってきてたけどさ、
私はね、もうそうゆう人とは関わりたくないんだよね。
自分が引き戻されそうで…。」
真央は不安げな顔をしながら俺から目線をそらした。
「いや…
そのコの場合さ、
結局離れてるからさ、メールするくらいしかできないし、
結局何もしてあげられないんだよね…。」
「それくらいでも全然いいと思う。
私も鬱入ってる時はさ、
友達とかよりネットで知らない人とチャットしたりしてた方が
気兼ねなく相談できて助かったもん。
だからフクがメールで応えるだけでも充分彼女の支えになると思うよ?」
俺はなんだかホッとして、またその彼女の事を考えていた。
彼女にとっての"幸せ"とはなんだろう…?
そして"人間の幸せ"とはなんだろう…と。
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