184人が本棚に入れています
本棚に追加
/469ページ
真央の『もうそうゆう人とは関わりたくない』という意見を
"冷たい"と思う人もいるかもしれないけど、
俺はそうは思わない。
例えば海に溺れて助かった真央が、
溺れた彼女を助けに行く必要なんかないのだ。
真央が助けようとし、２人して溺れてしまったら
全てが水の泡となってしまう。
報われない努力なら、はじめからしない方がいいと俺は考える。
もし助けだしたいのなら、自らが健康で泳ぎの達人になることがまず最善なのだろう。
しかし達人でさえも必ず助けられるとは限らない。
人生とはいつも危険と隣合わせなのだ。
だからこそ、自ら危険な場所に踏み込む事は
"死"さえも覚悟した方が良い。
だからと言って、
そんな大袈裟な事を毎日考えてたら何も出来なくなってしまう。
だから俺はそれが分かっていても
自分の気持ちと直感を大事にして生きていきたいのだ。
そこだけは絶対に譲れない－－－。
「まったく…
幸子はいつもそうゆう人とばかり関わるんだから。」
最初のコメントを投稿しよう！