後悔の先

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母親から児童施設の話など聞いて、 とにかく国で保護してもらうことは可能という母の意見を、彼女本人にも伝えたけど 彼女自身、あと2ヶ月だけの辛抱だからと彼氏の家に身を置くことに決めたようだった。 そして最も残念な事に、 彼女はそれでも義父の事を嫌いにはなれず… 「私が家に帰らないから、お義父さんは心配してるんです…。」 と携帯を眺めながら、義父からの着信から出ようか迷う彼女を俺は必死でとめていた。 「もう電源切っておいたら?」 携帯は何度も何度も鳴り響いていた…。 しかし、その彼女の持つ携帯電話は 義父に渡されたものなのだ。 俺にはその着信にでるなという権利はあるのだろうか…? そして義父にとって、彼女はどんな存在なのだろうか…? 娘か…? 恋人か…? はたまたヤツの欲求を満たす "道具(おもちゃ)"だろうか---?
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