悲壮の連鎖

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「……っ。 あの…少し考えさせてもらってもいいですか? 今月中には答え出すんでっ!」 「……。 あぁ、いいよ。 今すぐ決めろとは言わねぇ。 別に強制する気もねぇ。 ただ、俺と一緒に挑戦してみませんか?ってだけだw 駄目なら駄目で、俺らはただの飲み友達でも構わねぇ(笑)」 「すみません。優柔不断で…。 ちょっと他の事で悩んでたんで、そっちも整理してから考えたいです…。」 「分かったよ…。 ちゃんと待ってるからさ♪」 それから将吾くんとブルさんが携帯番号を交換して、 ブルさんと別れ、俺と将吾くんは山手線に揺られながら再び新宿に向かっていた…。 「ブルさんかっこいいね♪」 「……うん。 でもなんかごめんね?」 「…?何が?」 「なんか面倒くさい話に巻き込んじゃって…。 将吾くんは将吾くんのやりたいようにすればいいからさ。 ブルさんの話は断っていいからね?」 「俺は仕事なんてなんでもいいですよ。 福永さんが決めた方に俺も合わせます。 だから… 福永さんが本当にやりたい事をやってください!!」
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