悲壮の連鎖

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「……。 …確かに。 確かにタマコちゃんはあのまま今の彼氏と付き合ってたら幸せにはなれないだろうね…?」 「なのに本人は別れる気ぃもない…。 っったく!見てるこっちがツラいわっ!! …あんなか細い体中にアザつくって…。 タマコさん、あんな可愛くてええ子なのに…。 あんなどうしようもない男選ぶなんてホンマに勿体無いっ!!」 「そうだね…。ホント勿体無いっ! なんとかしてあげたいけどね、別れさせるのは多分無理だろうな。 タマコちゃん自身が彼に依存してるからなぁ…。 でも話聞いたげるだけでも少しはストレス発散できるだろうし♪ なるべくこっちからコミュニケーションとろうぜっ!! とくに将吾くんは同い年だからタマコちゃんも話しやすいだろうしさ♪」 「…うん。 タマコさん…。 あ~…ホンマ勿体無い人やなぁ…。」 「………。」 俺はタマコちゃんを思いながらも、2つの事を考えていた--。 1つは、彼が暴力をふるうようになった原因は何だろうか? もう1つの問題は、タマコちゃんに生活力がないことだ。 そこそこ収入はあるはずだが、家賃も彼に頼りっきりで1人暮らしできない経済状況と見える…。 タマコちゃんは今後も男に頼って生きて行くのだろうか……? もしかしたら… 本当はタマコちゃん自身にも問題があるのではないだろうか---?
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