悲壮の連鎖

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「俺もタマコちゃんと将吾くんが付き合った方が嬉しいよっ! 正直、タマコちゃんの今の彼氏、俺は良いと思えないからさ……。」 「……っ! 将吾から聞いたの……?」 「あぁ。まぁ元々治さんからも話は聞いていたからさ。」 「もう別れたいの…。」 「じゃあ別れろよ…っ!」 「でも今すぐ別れることはできない…っ。」 「なんでだよ!? …こんな事言うのもなんだけど…… 正直、今まで女の子からDVの相談受けて、誰1人その彼と上手くいった例はいない…。 全員結局別れてるよ…。 DVは一度してしまうとなかなかやめられないんだ……。 彼氏がDVをやめたって例を一度も聞いたことがないんだよっ!」 「確かにそうかもしれない……。 フクちゃん… タマコね、彼の実家に行った時にね… 実家でも暴力振るわれて…タマコも『キャーっ!』って悲鳴上げちゃって… そしたら彼のお母さんがビックリして『大丈夫!?何事!?』 って部屋まで上がってきて…… そしたら彼に『コイツがいきなり俺に暴力振るってきておいて、自分から声上げて…コイツ頭おかしいんだよっ!w』 って言われて……っ!」 「…っ!! で、お母さんは何て…?」 「お母さんは彼の言葉を信じちゃって…私に 『あなたなんて事するのっ!?もうっ! 近所迷惑だから騒がないでちょうだいっ!!』 って言ってきて……」 「…は?糞親子だなw タマコちゃん、やっぱ別れた方がいいよっ! 母親までクレイジーじゃ救いようねぇわっ!w」 「でもしょうがないの……。」 「しょうがなくねぇよ…っ! DVは立派な犯罪だし、そんな嘘つき親子俺が許せねぇわっ!!」 「フクちゃんっ!しょうがないんだよっ!? 彼も…… タマコと一緒で精神病だからさ……。」
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