後悔の先

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真央が力強い口調で俺に言ってきた。 「そう?波乱万丈な人生も悪くないとは思うけど。 苦労するほど経験豊富になって、自分も成長もするしな。」 「でも、別に普通な人生で幸せに越したことはないじゃん?」 「まぁな。 でも結果、今真央は幸せならば、娘がそうゆう人生でもいいんじゃない?」 「今幸せなのは結果論で、それまで経験したような事が自分の娘までも… って思うと絶対に嫌!!」 …そうだ。 そういえば地元の友人イチくんに以前こんなことを言われたっけ。 『フク、俺はお前の事もお前の生き方も好きだぜ!! でもな、俺はお前が友達だからそうゆう生き方を受け入れられるけど 自分の娘だったら…って考えると、受け入れられないかもしれねぇわ…。』 そりゃそうだよな…。 誰だって可愛がって育てた愛娘が"男"になってしまったらショックだろう…。 友達と娘では大違いなのだ。 「でも、結局はどう生きるかは本人(娘)次第だよな。 でも敢えて言うなら、そうならないよう自分がしっかりしとかなきゃな!!」
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