始まり

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戦j・・・クズを教室に置き去りにし、奏と体育館へと向かう。 その途中、後ろから罵声やら悲鳴やら断末魔らしき声が聞こえたが、気のせいだろう。 そして、授業が始まる頃にボロボロになったクズが、ゾンビの様に歩いて来た。 「遅かったなクズ。何だボロボロじゃないか?文字どおりぼろ雑巾みたいだな。傑作だぜ。」 「慎殿、あまり弄らない方が良いと思うのじゃが?」 「気にするな。こいつはこれくらいじゃ動じない。俺がもっと酷い事してるからな。な?クズ?」 「そんな爽やかな顔して、酷いk「あっそ。」 会話を断ちきり、その場を後にした。 後ろでクズが四つん這いになっていじけてる。 シカトしよ。 そして、放課後 いやぁ小説って便利(笑) 「さてと帰るか。葵、帰るぞ。」 「・・今日も恋さんと?」 「ん?いや恋は何か生徒会がどうのこうのって言ってたから、今日は二人で帰るか。」 「・・うん////久しぶりだね。二人で帰るの。」 「そうだなぁ。そういやぁそろそろバンドの練習しなきゃな。」 「・・・紅陽祭のやつ?」 「あぁ。ボーカルとギターとベースは何とかなったんだけどドラム叩けるやつが見つかんないだよなぁ。」 「・・・慎・・」 「ん?どうした?」 「・・私で良ければ・・ドラム・・やらせてくれないかな・・?」 「へ?」
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