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…んぅ…朝か…時計を見ると時間は6時過ぎ。
そして隣を見ると安心しきった顔で眠る雪華が居る、俺は何故かそれに安堵する…。
二日目なのに…なんだろうか…この気持ちは…。
とりあえず雪華には起きる気配が全くない。
…つついてやろうか。
よし、つつこう。
雪華の頬を軽くつついてみる。
うん、冷たいね。
でもぷにぷにしてる。
ヤバい…これはハマる。
しばらくぷにぷにしても起きる気配は全くない。
よし、ならば次は―って変態か俺は。
冷静になった(ある意味朝に弱い)俺は下に降りて朝飯を作る事にした。
「さて…今日はどうすっかなー。」
…冷蔵庫の中身を見ると―
フレンチトースト…の焼く手前が入ってた。
要するに卵で一杯のボールに食パンが二枚沈めてあった(因みにボールにはしっかりラップがしてあった)。
その上に乗ってるメモ用紙を見ると―
『朝はこれを焼いてね!残りの卵は敦くんの好きに料理して良いよ♪ 雪華より』
―アイツ…朝の事も既に考えてたのか…。
一夜漬けなら味もしっかり染みてるだろうしな。
俺はフライパンを熱してバターを溶かし、その上に卵漬けのパンを敷いた。
良い音を立てて焼けるパン、甘い匂いが辺りに広がって―
「良い香りだな…何か入ってるのか??」
焼き上がったフレンチトーストを一口かじる。
うん、外はこんがり、中はしっとりに焼けたな。
…フレンチトーストってそれで良いのか?
「おはようぉ…。」
「おっ、今焼き上がった所だぞ、一緒に食おうぜ。」
「うん…♪」
・・・・・・。
ふにゃっとした雪華の笑顔は凄く可愛かった…。
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