7/26 雪華って守護霊と言うより妹みたいだな。

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7/26 6:00 …んぅ…朝か…時計を見ると時間は6時過ぎ。 そして隣を見ると安心しきった顔で眠る雪華が居る、俺は何故かそれに安堵する…。 二日目なのに…なんだろうか…この気持ちは…。 とりあえず雪華には起きる気配が全くない。 …つついてやろうか。 よし、つつこう。 雪華の頬を軽くつついてみる。 うん、冷たいね。 でもぷにぷにしてる。 ヤバい…これはハマる。 しばらくぷにぷにしても起きる気配は全くない。 よし、ならば次は―って変態か俺は。 冷静になった(ある意味朝に弱い)俺は下に降りて朝飯を作る事にした。 「さて…今日はどうすっかなー。」 …冷蔵庫の中身を見ると― フレンチトースト…の焼く手前が入ってた。 要するに卵で一杯のボールに食パンが二枚沈めてあった(因みにボールにはしっかりラップがしてあった)。 その上に乗ってるメモ用紙を見ると― 『朝はこれを焼いてね!残りの卵は敦くんの好きに料理して良いよ♪ 雪華より』 ―アイツ…朝の事も既に考えてたのか…。 一夜漬けなら味もしっかり染みてるだろうしな。 俺はフライパンを熱してバターを溶かし、その上に卵漬けのパンを敷いた。 良い音を立てて焼けるパン、甘い匂いが辺りに広がって― 「良い香りだな…何か入ってるのか??」 焼き上がったフレンチトーストを一口かじる。 うん、外はこんがり、中はしっとりに焼けたな。 …フレンチトーストってそれで良いのか? 「おはようぉ…。」 「おっ、今焼き上がった所だぞ、一緒に食おうぜ。」 「うん…♪」 ・・・・・・。 ふにゃっとした雪華の笑顔は凄く可愛かった…。
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