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一人は男。名前は丸男。あだ名はマル。もう一人は女。名前は理香。あだ名はリリー。因みにキャリアはリリーが上。 この最悪の事件にどう立ち向かうのか。 「まず、犯人は何故簡単に都庁の入口に何事も無く入れたのか、普通入ろうとすると警備員に止められますよね。でも何故その日に限って二人だけだったんですかね?都庁の警備は厳重だと聞きますけど・・・」 マルがまず、都庁の警備の薄さに疑問点を示す。側で見ていたリリーは入口付近を覗いていた。 「まず調べるなら一体この厳重な警備の死角が何処にあったのか、犯行のポイントはそこね。しかも犯人は都庁に入る前にその都庁を守っていた警備員も殺しているのよ。とても悲惨ね」 リリーが話している横に鑑識の一人が都知事らの検視の結果を知らせて来た。
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