プロローグ

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  最前線では熾烈な戦闘が日々続いていた。だが、司令部からすれば大した事でもない そんな事は中東の至るところで行われていた 1ヶ所でも数グループが作戦に参加しているのだ 負傷者が出ようがAIK(戦死者)が出ようがテロを一掃するために続けるしかなかったのだった 「H.Q(司令部)の奴ら俺らを戦争の道具ぐらいにしか考えていないじゃないか!」 部下のブッカー曹長は偉そうにそう言う 「おい、おい 知らなかったのか?俺らは軍支給品なんだよ!!G.Iの意味も知らないのか!」 「いやいや、知ってるさ!でも俺らは機械じゃないぞ」 この12ts.F/5D(第12作戦群F中隊第5分隊)は存在していないハズの部隊だ しかも、この作戦群には一個大隊しかいない もちろん通常編成のはずがない。 特務隊編成にしても数が合わない 小隊編成はされずに中隊の下には分隊しかない。しかも分隊は10人程と特務小隊よりも多い 実際の所は小隊と呼びたいところだが二個分隊分しか兵員がいないためこのように成っているらしい 「第二次大戦の分隊みたいな編成だ」 「あぁ、実際はこれは世界大戦だぜ!? 10ヶ国以上の国軍から選抜された『マークスマン』ばかりだからな!」 と 国連軍とアメリカを中心にした多国籍軍である特殊作戦群 その中でも対テロ戦に置いて比類無き戦闘能力を持った部隊、それこそが我々 《カテゴリー3》 である  
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