🍀ｸﾛｰﾊﾞｰ🍀第２卷

原因

尚斗「では、行ってきます」

園長「波木君によろしく伝えてといて下さいな」

尚斗「はい。」

源汰「ｲｯﾃｷﾏｽ……」

尚斗「ちゃんと大きな声で！」

源汰「行ってきます！」

園長「行ってきなさい。」

尚斗と源汰が出て行った。

施設員「たった…一日であんなに表情が変わるなんて…」

園長「キズナ…だって言ってたよ…」

施設員「キズナですか…僕は何人と結べたのでしょうか…」

園長「私たちもﾏﾀﾏﾀﾞ日々成長しなくてはならないみたいですね…」

電車の中で…

尚斗「ちょい…寄るとこあるからな…」

源汰「うん」

【ﾌﾟﾛｼｮｯﾌﾟタイガース】

尚斗「毎度！」

店員「いらっしゃい！尚斗元気か？」

尚斗「一正、頼んでた奴出来てるか？」

一正「あぁ、デザインは出来上がってるよ。」

尚斗「これ、メンバーのサイズだ。バッシュなんだが…あぁ…これだろ？」

一正「はえーよ」

尚斗「よし、刺繍も入ってる、源汰のはこれだな…ちょっと履いてみろよ」

源汰「うん…ちょっと大きいけど、ﾊﾞｯｿｸでなんとかなる。大丈夫だよ」

一正「源汰？お前が源汰か？」

源汰「はい…尚斗…」

尚斗「元チーム煌のメンバーだ瞬太のチームメンバーだよ」

一正「良かったな。バスケ頑張れよ」

源汰「ありがとうございます」

尚斗「瞬太の事故で煌は解散したからな」

源汰「僕のせいで…」

一正「尚斗、そんな言い方するなよ。源汰が傷つくだろ？気にすんな…分岐点だったんだよ。みんな違う夢に向かう為の分岐点を源汰が作ってくれた。瞬太からもらった足ならスゲェ！ﾌﾟﾚｲﾔｰになれるよ。きっとな！だから頑張れよ。」

源汰「ありがとうございます…尚斗…凄いね…僕の知らない所で知らない人が応援してくれてるんだ…」

尚斗「みんなバスケする奴等が好きなんだよ。それより…このｽﾘｰｽﾀｰの刺繍は？」

一正「サービス」

尚斗「サービスって…頼んでないだろ？」

一正「なんでｸﾛ-ﾊﾞｰだけなんだよ…瞬太は煌なんだろ？今は洋がｺｰﾁなんだろ？」

尚斗「ｽﾘｰｽﾀｰ…煌のバッシュか…やられた…(笑)」

一正「今度なんかやる時は混ぜろよ」

尚斗「あぁ…頼む…」

一正「ﾕﾆﾌｫｰﾑはあれでいいか？」

尚斗「あぁ…因みにﾕﾆﾌｫｰﾑにｽﾘｰｽﾀｰはいらないからな…」

一正「バレてたか…荷物多くないか？車出そうか？」

尚斗「いや…車迎えに来るから大丈夫だ。」

一正「そうか…試合は俺も見に行くからな。」

尚斗「おぅ…連絡する。」