🍀ｸﾛｰﾊﾞｰ🍀第２卷

原因

源汰「キズナ…」

尚斗「そうだ…キズナだ」

源汰「こんな凄い物を僕は棄ててしまったんだ…」

尚斗「棄ててない…置いてきただけだ…源汰のキズナは空晴に置いてあった。みんな…源汰の心配ばかりしていたよ。」

源汰「みんな…」

プップゥ……プップゥ……

尚斗「来たな…」

美雪「いきなり出てって…いきなり迎えに来いって…いっつも…いっつも………………………………………………………聞いてるの！」

尚斗「長いから…源汰！早くトランクに荷物入れろ…入れたら後ろに乗れ。」

尚斗は助手席に源汰は後部座席に乗った。

源汰「お邪魔します。」

美雪「はい。どうぞ」

尚斗「いきなり呼び出してすまんな」

美雪「後ろの子は？」

尚斗「源汰、挨拶は？」

源汰「久遠源汰です。中３です。」

美雪「吉澤美雪です。」

尚斗「あっ！源汰は来年の３月に俺の養子に入れるからな」

美雪「俺の…俺らのでしょ…３月なら結婚してるんだから…ねぇ…源汰君」

尚斗「そこ？そこにひっかかった？」

源汰「尚斗もスゲェけど美雪さんも凄いです。」

美雪「あぁ…そんな事でいちいちビックリしてたら付き合ってらんないわよ」

尚斗「おい！源汰！俺が尚斗で美雪は美雪さんなのか？」

美雪「そこ？そこひっかかった？」

源汰「(笑)」

尚斗「何笑ってんだ？」

美雪「楽しく生きて行こうね。」

尚斗「サンキューな」

美雪「いいえ…私と源汰君をちゃんと守ってよね」

尚斗「了解しました。」

源汰「よろしくお願いします。」

美雪「もうすぐ着くよ。」

【風の子学園　空晴】

尚斗「サンキューな」

美雪「たまには連絡してよね」

源汰「ありがとうございました。」

美雪「源汰君またね」

美雪が帰って行った。