🍀ｸﾛｰﾊﾞｰ🍀第２卷

序章 再会☀

体育館へ入る尚斗。

尚斗「よろしくお願いします。」

体育館の中で準備をしていた子供達がｷｮﾄﾝとしている。

「誰？」「だれ？」「ん～知らん」

尚斗「おや？小学生？」

協「みんなまだ外を走ってますよ。」

尚斗「あーそうなんか？びびった…」

高志「協さん…誰っすか？」

協「俺の恩師だ」

高志「よろしくお願いします。葛城高志って言います中１です。」

尚斗「よろしく！長末尚斗だ。」

瞬太「沢渡瞬太です。」

協「このチーム空晴の初代と２代目のｺｰﾁだよ。今の洋ｺｰﾁと瞬太ｺｰﾁは元チームメンバーなんだぜ」

尚斗「？３代目は洋なんか？」

瞬太「あっ…言ってなかった…」

尚斗「あいつダメだろ？下手くそだろ？」

瞬太「洋は大学でMVP取ってるんですよ！尚斗でも１on１は勝てないよ(笑)」

尚斗「はぁ？俺が勝てないだと？じゃ、勝ったら瞬太！お前晩飯おごれよ。」

協「尚斗？俺らの練習は？」

尚斗「おい！協！お前らの練習と俺のプライドのどっちが大事なんだ？」

協「どっちがって…もう！瞬太ｺｰﾁ笑ってないで何とか言って下さいよ。」

瞬太「ダメだと思うよ…スイッチ入っちゃったし…協も見てみたいだろ？尚斗と洋の本気の勝負」

協「それは…」

欣弥「見てみたいね」

雷希「あんま見た事ないし…」

協「欣弥、雷希久しぶりだな」

欣弥「そうだな…２年ぶりだ」

雷希「俺は２年半ぐらいか」

協「輝明は後輩たちと走ってるよ」

欣弥「あの…輝明が？」

雷希「ﾗﾝﾆﾝｸﾞ嫌いの？」

協「そう、後輩たち入ったからなぁ…そうも言ってられなくなったのが本音だろ？」

欣弥「丈太郎は？」

協「まだだよ。来るとは言ってたかけどね。」

尚斗「瞬太、勝負内容は？何本勝負だ？」

瞬太「時間もあまりないしガチンコ一本勝負でどうですか？」

尚斗「３代目へ初代から下剋上だな」

瞬太「………リスク高い」

尚斗「勝負はリスクが高いから面白いんだよ！早く帰って来ないかな？洋～君」