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少し興味が沸いてきた。
まわりにある用紙をかき集めてその一枚目を広げてみる。
最初には…
『親愛なる私の大切な人達へ』
と書かれていた。
次の文は二枚目からのようだ。
たった一文に原稿用紙一枚って…
てか…今の時代パソコンにしろよ…
と少しあきれた。
でも茜は超機械オンチだし仕方ないか…
二枚目を広げ見ようとした時…
「何みてるのよ??」
「あっ……………」
後ろには茜がいた。
それも超不機嫌で…
その顔のまま俺の手から乱暴に用紙を奪った。
「で…でもさ…珍しいな…その小説。いつも題名は俺か楓なのに…」
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