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「茜~‼とついでに葵君もヤッホー!!」
うるさいのが来た💢
「楓!?来てくれたんだ~
部活で忙しいだろうに…
ありがとう…」
「いやいや~茜が葵君にいじめられてないか心配で心配で…」
「嘘だろお前…
てかおまえらが俺をいじめてるんだろうが💢💢」
「何いってんの?健を見てみなさい!!健は何も言わずにパシられてくれるわよ」
隣の健は手にたくさんの荷物を持っていた…
こいつらは俺と茜の中学の親友、新倉 楓と崎川 健だ。茜がまだ元気だった頃はよく一緒に遊んだ。
そして、高校になり茜が入院してからもたまに来てくれる。
「そういえば…茜??あんたいつ退院できるわけ?」と楓が聞いたとたんあたりが一瞬にして静まり返った…
茜はガンだ…
発見したのは中学卒業間近だった…
今頃、元気なら頭のいい茜は県下でもだいぶ有名な進学校に入っていたはずだった…
茜の腫瘍は手術によって取り除かれたと茜はいっていたが…
いくらなんでも…入院期間が長すぎる…
楓が聞いてなかったら俺や健が言っていたはずだ…
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