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それほど…俺達は茜を心配していたんだ……
どのくらい沈黙が続いただろう…
いや…もしかしたらその間はたったの数秒だったかもしれない…
でも、その沈黙の間が俺にはすごく長く感じられたんだ…
その時茜は………
いきなり笑いだした…そして………
「ごめんごめん💦心配かけちゃって…
大丈夫!!私はとっくに元気120倍だから(笑)
入院が長いのはガンだったからまだ検査がいろいろあるだけ。…だからホント大丈夫だから…ね?」
茜の言葉で場の空気は5度くらい上がっただろう…
俺達はよかったよかったと3人で言い合っていた。
……だから気づかなかったんだ……
その時の茜のあまりにも悲しそうな顔を………
茜は知っていたんだ…
自分の命があと半年だということを………
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