船出

15/16
37人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
「グローバタウン」 エレナの屋敷 エレナ「ただいま。ミック、パパいる?」 ミック「これはこれは、エレナ様、おかえりなさいませ。」 ミック-エレナの家の執事 ミック「アース様なら2階におられます。」 コトン…コトン… 2階から誰かが降りてくる。 ミック「アース様。エレナ様がお戻りになられました。」 エレナ「パパ」 ルノワール・クラウド・アース アース「エレナ、戻ったのか。おや?ルキも一緒か。」 ルキ「はい!お久しぶりです。」 アース「そう堅くなるな。ワハハ」 エレナ「ところでパパに話があるの。」 アース「なんだ?」 エレナ「パパ、船持ってる?」 アース「急にどうした?海にでも出るのか?」 エレナ「うん。ルキと一緒にね。」 アース「海賊にでもなるのか?ワハハ…」 エレナ「ルキは海賊になりたがってるんだけどあたしは『航海士』になりたいの!」 アース「航海士も海賊の仲間みたいなものだぞ。まぁいい。反対などはしないぞ。オマエはオマエが『生きたい』ようにしなさい。』 エレナ「パパ…」 アース「ところで船がいるんだったな?海賊船みたいな船はないが、ボートくらいのならあるがよいか?」 エレナ「ボートで充分よ。ありがと…パパ…」 アース「ところでルキよ。」 ルキ「はい!なんでしょうか?」 アース「エレナをよろしく頼むぞ。こう見えても、か弱い娘なんでな。」 エレナ「パパ」 ルキ「任しといてください!エレナは最初の大事な『仲間』ですから。」
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!