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いざ!戦国へ
「なあ、エイジー。本当に戻ってこれるんだよな?戦国時代で死ぬなんて嫌だぜ。」
寅さんが心配そうな目でエイジに問いかける。
「それだけ心配ならついてくるなよ。」
寅さんの目を見ることもなくエイジはリュックサックに必要物資を入れている。
20:30
出発まであと30分。
エイジは忘れ物がないかを入念にチェックしている。
非常食に、懐中電灯、文房具。
レポート用紙に、使い捨てカメラ。日本地図もリュックサックの中に入っていた。
「やべっ!忘れてきちまった。」
寅さんがなにか思い出したようだ。
「携帯の充電器、家に置いてきたままだよ~!今からダッシュで取りに帰ってきてもいいか?」
「コンセントなんかあるかバカ。」
それもそうだ、というような顔をして寅さんは再びエイジの部屋にあるマンガを読み始めた。
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