いざ!戦国へ

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そうこうしてる内に出発5分前になった。エイジの家は両親ともに共働きで、ほとんど家にはいない。 エイジは置き手紙を書こうとしたが、よくよく考えると今の時間に帰ってくればいいんだと気付いた。 そして自分が寅さんと被り、顔が赤くなってしまった。 「出発前に確認しときたいんだけど、エイジは戦国時代に行ってなにをしたいの?」 「歴史の宿題。もうすぐ夏休みだろ?レポート書かないといけない宿題があるらしいから・・・」 「そのレポートを実際に、その時代、その場所に行って足軽と2ショット撮ったりなんかして提出するわけ? お前やっぱりバカだな!」 「お前が言うな。誰も2ショット撮るなんて言ってないだろ。 ただ日本史の範囲の定期テストだけは中学生の時から満点なんだ。だからレポートの質もちょっと上げたいんだよ。」
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