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「それにさ、岡山先輩もかなりいい先輩だからな」
・・・確かに。
あの後輩思いの態度は、みんな好きだった。
話によくある
エースで4番。
まぁ、うちの高校はそんなに強くは無かったけれど。
「あ。」
「何?」
「またはぐらかしたな!」
あはは。
ちょろい奴め。
今頃気づいたか。
毎回毎回
こんな感じではぐらかす。
ここ2ヶ月はそんな感じだった
「そんなに話せない?」
ん~・・・
「いや、まぁ・・・」
言葉に詰まる。
心がチリチリしだす。
俺は目を伏せた。
「そんなに重かったか」
そうだなぁ、
重い想い。
「元気だせとは言わねー」
ビールを飲み干し友達は語る。
「ただな、楽しいときだけが友達じゃないだろ?」
お・・・
「楽しさ半分、悲しみも半分、だろ?」
思い出した。
こいつはそういう奴だ。
誰かがエラーすると
外野からでも駆けつけて
ドンマイと叫ぶ。
誰よりも仲間思いの奴だったな
「怒りも半分にしてくれ」
「怒りも入ってんの!?」
「別れた最大の理由は・・・」
「いきなり話し出した!?」
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とっても自由人な
こいつは無二の親友、
兼重彰だ。
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