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それから数ヶ月。
彼女と俺は
すっかり仲良しになっていた。
事あるごとに
俺に相談を持ちかけて来てたのもある。
俺はその相談を真摯に受け止め
彼女を促していた。
営業にも慣れ始めたのだろう
最近の彼女は
実に生き生きとしていた。
「一瀬さん！こんにちわ！」
「うぃ～、この前注文した在庫、いつ入るの？」
「えっとですね～、来週の金曜ですね！」
中々頼りになってきたなぁ。
彼女はA型。
５月３日生まれ。
長女。
寅年。
弟が一人。
なんだかんだで彼女の情報が入っている。
勿論向こうには俺の情報も。
店員対メーカーとしては
ありえない程の情報交換。
「一瀬さんだけですよ～」
屈託の無い笑顔で
それを言われたら
否が応でも心はときめく。
間違いなく俺は、
意識し始めていた。
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