序.

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「おう、ちょっと待って。今支度するから」 石田が顔を上げたときだった。五歳位の男の子が入ってきた。 「あんなぁ、僕。ここは入ってきたらあかんよ。お兄ちゃんたちの部屋やからな。ロビーに戻ろな」 男の子の優しく頭を撫でながら、石田がロビーに送っていこうとしたときだった。
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