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ちっちゃい男の子は笑顔で道路を挟んで向こう側を指差した。
お母さんはその声を聞き付け、ちっちゃい男の子に手を振った。
そこで予期せぬ事が起こった。
お母さんを見つけたちっちゃい男の子は、お母さんのいる方、道路に向かって飛び出したのだ。
ちっちゃい男の子が道路に飛び出す瞬間を見ていた周りの人々はハッと息をのんだ。
すると、ちっちゃい男の子目掛けてトラックが飛び出してきた。
周りの人々は息するのも忘れてその光景に目を見張った。
危ないっ!
夏美はそう思い走ってちっちゃい男の子のもとへ行った。
間に合わないかもしれない。
もしかしたらあたしは死ぬかもしれない。
いややなぁ、もう死ぬんか。
短い人生やったわぁ。
せめて100歳以上生きてテレビの取材とか受けたかったなぁ。………。
とか夏美は考えていた。
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