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夜中にまだ眠れずにいた俺は隣の沖田先生に声を掛けた
『先生。起きてらっしゃいますかぁ?』
『ごめんね。清太くん。私はもう寝ているよ』
『……………先生。なんで暮葉さんを可愛がってやらねぇんですか?あの人わかってるんでしょ先生が新撰組の沖田総司だって』
『子供がそんな事聞くもんじゃないよ。清太くん。
しいて言うなら好みじゃないんだ』
『あのなぁ、先生。おらぁあんな別嬪見たことねぇぜ??』
『そうですね。大阪で一番の売れっ子芸者さんですしね。』
『でしょう!?じゃあ何でなんすかぁ!?』
『……私は泣く子も黙る新撰組の隊長ですよ。常に刀振り回して生きてるんです。明日死ぬかもしれなぃ。暮葉さんは綺麗だし売れっ子ですから彼女が望めば立派な旦那さんが明日にもできるでしょう。私は不器用なんでこんな惚れかたしかできないんですよ。ヒネクレ者ですしね。』
グー💤グー
すぴーっ
『清太くん………???』
『…清太……テメェ💢二度とこねぇ朝に別れは告げたんだろうな…💢(ニタァ)』
夜はふけていった
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