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『野暮天ですねぇ。先生。一度くれぇ抱いてやりゃあいいのに』
俺は小夜を抱き締めた感触を思いだしながら言った
何かいじらしさが小夜とかさなり
殴られてもいいから暮葉の為に一言嫌味を言ってやりたかった
『あはは…そうですねぇ
本当に』
拍子抜けするくらい沖田先生は笑って頷いた
『惚あってんならなおさらだよ……先生』
『まさかぁ。言ったでしょう?好みじゃないって』
あぁ意地っ張りだなぁ。侍はこうでなきゃいかんのなら億劫そうだ……
もう葉桜になった桜通りを沖田先生と並んで2人京都への道を行った
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