21人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は怒った膝をかかえて京都の街中までたどり着いた
『清太くん。京都は初めてかい?』
『はぃ(キョロキョロ)』
『観光させてやりたいところだが先ずは屯所へご案内しよう。鬼の副長サマがお待ちかねだろうからね』
俺からしてみりゃああんたのほうがよっぽど鬼だ
この時はまだそう思っていたんだ
本当に
『沖田はーん!!お帰りなさ~ぃ!!』
寺の前を通る時に子供達がワラワラと出てきた
『沖田はん??こっちのお人は誰なん??』
『あんたいくつ➰??』
『どこから来はったん?』
俺を囲んで子供達は質問責めだ
『はぃ、はぃ皆さん。後で沢山遊んであげますから
今はこのお兄さんを連れて屯所まで行かなきゃいけないから』
『え~っ!!つまんないの』『約束やで!!沖田はん。
破ったら針千本や!!』
来た時と同じ様にワラワラと子供達は寺に戻っていった
最初のコメントを投稿しよう!