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鬼は副長だけじゃない
『志村清太只今到着いたしました』
『おぅ入れ』
襖を開けると里で会った副長と上座に近藤勇が座ってた
沖田先生も副長も背が高いが近藤勇その人は更に長身と一目で局長だとわかる威厳を兼ね備えていた
『お初にお目にかかります。志村清太と申します。以後お見知りおきを』
『お、きみがトシの言ってた面白コザルか。ははは
総司からも書簡を貰ったよ。会うのを楽しみにしていたんだ』
面白コザル………。
『もぅ…下がっていいですか?』
『あは、ダメですよ、局長。この年頃の子そんなに雑に扱っちゃ。思春期真っ只中ですよ。ね、清太くん』
『うるせーですよ。沖田先生。』
『こら、コザル。おめぇと総司が一緒に大阪を出たと聞いてその減らず口少しは治ったかと思ったがそりゃ俺の思い違いだったらしいな』
他の2人よりもドスの聞いた低い声土方歳三…副長だ
『お久しぶりです副長殿』
俺は座り直して挨拶する
『しばらくぶりだな。志村。背が伸びたようだ』
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