10673人が本棚に入れています
本棚に追加
/850ページ
クラスに着くと直ぐに、
『今日もラブラブですねぇ~』
と、友達のカナが
声をかけて来た。
アタシの隣に座った
オカマ野郎は言う。
『おぅ☆ラブラブ♪』
『もう!うっさいから!カナ、どっか行こう。』
そう言いながら、
アタシはカナを
引っ張って
クラスから出て行く。
横目でアイツを見ると
既に男友達に囲まれていた。
ふざけて女の子のマネを
している。
届くわけないのに
アタシは遠くからアイツを
睨んだ。
『奈々は~、そんなに湊君の事嫌いなの?』
引っ張られながら
歩いているカナが
アタシに聞く。
『あったり前でしょ!なんでスカートなんかはいて、女の子の真似してんのよッ!?キモイ!』
『湊君は~、カッコィィと思うよ?1年とか3年にも人気なんだよ?取られちゃうぞッ。』
最初のコメントを投稿しよう!