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ガバッ!!
フィ
『ここは・・・。』
イクハ
『近くにあった村だ。』
フィ
『貴様っ!?』
ずきんっ!?
イクハ
『おっと・・・。』
両肩を掴み、支える。
イクハ
『全く、女がここまで傷だらけって、
どんだけ荒れてるんだよ・・・。』
フィ
『・・・・・・。』
恥ずかしい、そんな感情より、
悔しい。
エリア
『・・・ぅ・・・。』
イクハ
『起きたか。』
村人
『旅人さん、お二人は?』
イクハ
『丁度起きた、だが、
少し時間が欲しい。』
村人
『・・・仕方あるまい、
そうじゃ、
結界は後数時間が良い所じゃ。』
イクハ
『“黒霧”か?』
“黒霧”
なんの前触れも無く、
突如として発生、
周辺を呑み込み、
荒廃した土地となる。
村人
『魔法師殿も連続7日、
そろそろ限界じゃろう・・・。』
イクハ
『わかった・・・。』
村人
『今、少しでも魔力がある者達を
集めておるが・・・、
訓練途中や、修行中の者ばかりじゃ。』
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