目線の先

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見上げると、雲1つ無い快晴の空。 暖かい春の日差しで、外はぽかぽかしている。 でも、その日差しはあたしにとって最悪のものだった。 「遅刻だー」 あたしは通学路を全力で走る。 入学して1ヶ月。 まさか寝坊するなんて…。 「最悪ー」 誰もいない通学路を、叫びながら学校へ向かった。 足…つりそう。 門が閉まるギリギリに、あたしは学校へ到着した。  
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