凍りついた瞳

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「この近くに…?家族と一緒に?」 「いや…」 ジュリアから目をそらして言うエリオットの表情に、ふとジュリアは悟った。 これ以上聞いてはいけない、と。 「…そう。こんな所に一人でいては寂しくない?」 さりげなくジュリアは話を変えてエリオットに微笑む。 エリオットはそんな彼女の笑顔に驚いた反応を見せた。 …どこに住んでいようと 誰と一緒にいようと 今この瞬間彼と話す時間に ジュリアにはそんなものは一切関係なかった。
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